ハグや握手ができる時が来るのか?
今後新型コロナウイルスでどんな社会になるか?
それを見極める、もしくは、想定して事業展開を考えて行くべきだと思う。
仕事の仕方も変えて行かねばならない。
コロナウイルスが今後どのように抑えられていくか?
ワクチンが出来るのが早くて2020年秋、しかし完璧なものではないだろう。
天然痘やポリオのように根絶が期待できるワクチンには程遠いと思う。
治療薬は、いくつか効果があるものが見つかってきたが完璧ではなさそう。
集団免疫が形成できるかは、今の段階でははなはだ不確実だ。
それでも、コロナウイルスの特性がだいぶ解ってきた。
3密を始めとする感染を起こさない生活空間の構築が重要だということ。
密の場で有効に機能するルール・アプリ・装置・機械の開発が進むんだろう。
新しい生活の仕方が提案されて定着することになる筈だ。
今後を予想してみる
ワクチンと治療薬の限界、そしてウイルスの特性から予想すると、
コロナ以前の社会(ハグや握手ができる)に戻るには、
早くても数年は掛かると考える。
未完成ながらもワクチンが世界的に使えるようになるまでの第一期。
少しづつ治療方法の精度や選択肢も増えていく。
「新しい生活の仕方」に試行錯誤時期だ。そこまで1~2年
そして、ワクチンや治療薬そして治療方法の精度がさらに上がって、
「新しい生活の仕方」が定着する。第二期。2~3年
第三期は、コロナ以前の社会に戻る時だと考えてみた。3年以降
早くても…という見立てだ。
では3年間で、どうなっていくか?ハグや握手ができる社会が戻ってくるのか?
正直なところわからない。「あたらしい生活の仕方」が定着して過去にもどれるのか?
新しい住宅には、玄関に除菌スペースが出来るかもしれません。
そこで手を洗い、着替えをする。服は除菌ボックスに入れると、UV光で除菌される。
部屋の中は、パナソニックのジアイーノで清潔が保たれている。新しい生活が具現化した住宅だ。
そして情報交換は電子的に・物流は配送を主とした社会構造が進んでいくだろう。
反面、食物だけでなく、可能なものは地産地消が進んでいく社会になっていく。
工業製品では限界はあるにせよ、供給連鎖(サプライチェーン)のリスクを分散することや、
あらゆるものが消費地で完結(地産)するように務めるように、リスクヘッジが進んでいくと思う。
つまり地域での循環が太くなり活性化するのではないか。
地域で循環ができ活性化するのはいいことだと思う。
そういう中で、コミュニティーが成熟し、握手やハグに変わるコミュニケーションが発達したり、
信頼関係の新しい構築の仕方が生まれたりしたら、いいと考える。
ギスギスした関係ではなく、緊急自体で皆が我慢して協力しあっている「連帯感」のような(性善説なのだが)ものが醸成されることを期待したい。
「持続しないかもしれない」という恐怖
今回のコロナ騒動は、産業革命以降地球を支配してきた人類のあり方に大きな問題提起をしている。
「RE100」とか、「持続可能な社会」とか、絵空事だとシラケている実社会に対して、
1/10,000mmと小さいウイルス(生物ではないモノ)がいとも簡単に警告を与えたわけだ。
「持続しないかもしれない」という恐怖を今味わっているのだ。
もしコロナが収まっても、新しいウイルスが発生するかもしれないし、大地震もきっと起きる。
少なくとも自分はこのような不安定な世界で生かされている。ならば、
「持続可能社会」に真剣に取り組む
我に帰って、「アフターコロナを想定した事業展開」について考えてみる。
「持続可能な社会」を作っていくことは "絵空事" ではなく、真剣に取り組むべきことではないだろうか。
「持続可能な社会」というとザックリすぎるが、医療崩壊しないようにする、未知のウイルスが蔓延しないようにグローバル化のバランスをとる、エネルギーを無駄遣いしない、CO2の排出を抑制する、などなど社会を地球を維持して持続させようとする活動全てのことだと思う。
「持続可能な社会」を作っていこうという活動を広めていくことが重要ではないだろうか。
それは、「脱産業革命」であり「持続可能革命」とでもいうべき新しい時代になるかもしれない。
「持続可能な社会」と当社の事業展開がどう結びつくのか難しいところではあるが、これを一つの指針として共有する人や事業主と共に活動すること、物事の良し悪しの判断をしていくことが、当社のような小さな会社が生き残る、いや生かせてもらえる仕事となるのかもしれないと思う次第だ。
深く考えスグに動いて行こうと思う。