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パンフレットの種類

パンフレット、カタログには、どんな種類があるのでしょうか? それはカタチ?それとも内容?はたまた大きさでしょうか?

印刷デザイン本舗では、特にパンフレット・カタログ制作にあったっては、大きく2つのポイントに重点をおいて考えています。それは、

  • どんな体裁(カタチや大きさ)にするのか?
  • 誰のために作る(誰に見せたい・伝えたい)ものなのか?

ということです。では、具体的にどういうものがあるのでしょうか?

体裁別 パンフレットの種類

製本方法 綴じ方で表情も変わります

中綴じ

中綴じ(なかとじ)は、印刷した紙(1枚が紙の裏表で4ページになる)を二つ折にして重ね、折目の部分を針金でとめる製本方法です。中心部いっぱいまで開くことができますが、厚さに限りがあるのでページ数の多いものには向きません。背にあたる部分がなく、背文字は入れられません。

平綴じ

平綴じ(ひらとじ)は、紙の端から5mmくらいを綴じしろとして針金でとめ、最後に表紙を貼り付けて完成する製本方法です。丈夫ですが、厚みがあるので本のノドいっぱいまで開くことはできません。背表紙がつくので、背文字を入れることも可能です。

無線綴じ

糸や針金を使わず、本の背を糊で固めて綴じる製本方法です。丈夫で長持ちし、厚いものに向いています。背表紙がつくので、文字や、ページ数が多く厚いものには画像も入れることが可能です。


判型 仕上がりサイズ&タテ・ヨコでできることが変わります

判型(A判・B判)と長辺綴じ・短辺綴じ

紙や印刷物には、決められた規格があります。A4、B4などコピー機や雑誌などの大きさで知られるA列・B列の規格は、それぞれの正確な寸法がJIS規格によって決められています。

 頭にAのつく紙のサイズはA列と呼ばれ、もとの大きさを「A0」、それを長辺で半分にしたものを「A1」。A1を半分にするとA2、A2をさらに半分にするとA3…というふうに、Aの後に続く数字が大きくなるほどサイズが小さくなっていきます。おなじく頭にBのつく紙のサイズはB列と呼ばれ、B1を半分にするとB2、B2を半分にするとB3となります。

 それぞれ、紙の長い辺を綴じる製本の仕方を縦型の印刷物になる『長辺綴じ(ちょうへんとじ)』、短い方を綴じると横型の『短辺綴じ(たんぺんとじ)』になります。それぞれに特徴がありますが、例えば本棚や会社のデスクなどに他の書類と一緒に保存しておいてほしいものの場合、A4やB5の長辺綴じにすることが多いようです。


商品を強調するため、あえて正方形にしたパンフレット
商品を強調するため、あえて正方形にしたパンフレット

裏ワザ! あえて規格外にして目立たせる 

他のものと一緒においてほしいために規格サイズで作る方法もあれば、逆手をとって『あえて規格外で作って目立たせよう!』という考え方もあります。例えば、A4サイズより少しだけ大きかったり小さかったりするような「変形」型というものもあります。A4変形やB4変形など、規格よりちょっと大きめ、ちょっと小さめのサイズにすることでオリジナル性を強調する手法です。グラフィカルなものや、オリジナルの世界観を出したいときに向いています。正方形で作ってみたり、あえて細長くしてみたり…、より個性的な外観にする方法はたくさんあります。

最も特異な例で言えば、「型抜き」と言う方法があります。金型を作ってオリジナルの形にしてしまう方法で、かなり割高になりますが、とても目立つパンフレットが出来上がります。

 

 印刷デザイン本舗では、お客様が求める理想のパンフレットを作るため、サイズや形も一緒に提案させていただきます。お客様の求める効果が最高に得られるようなパンフレット作りのため、一緒に考え、進めていきます。


ターゲット別 パンフレットの種類

パンフレットやカタログの多くは、顧客やターゲットになる人に向けて頒布される重要な印刷物です。これから作ろうとしているパンフレット、あるいはカタログは、一体誰のためのものなのか、誰に一番見て欲しいのか、をよく考えてみましょう。

B to Cタイプ:エンドユーザー(一般の方)向け

B to C(Business to Customer)とは、ビジネス用語で「企業と個人顧客(消費者)の取り引き」を指します。つまり、取引相手が企業や法人ではなく、一般の方がターゲットになります。身近なもので言うと、家電製品のパンフレットや、観光案内のパンフレット、通信販売の商品カタログなどがこれにあたります。

 

 一口に『一般の方』と言っても、千差万別です。年齢層や性別、趣味嗜好などからターゲットの条件を絞り、「どんな人たちに見てもらいたいものか」をより明確にすることで、より良いパンフレット・カタログを制作することができます。

 

商品や企業の持つイメージや世界観を、ターゲットに合わせてどう表現するかがパンフレットやカタログ制作の重要なポイントになります。


B to Bタイプ:企業向け

B to B(Business to Business)、つまり企業間の取り引きに使われるものです。特定の業種の企業向けのパンフレットや業務案内、製品カタログ、製品やシステムの説明パンフレットなどがこれに当たります。

 

パンフレットのターゲットとなるのは素人ではなく、専門的な知識や能力を持った人たちになりますから、説明や解説、写真なども充実している必要があります。また、そのうえで「従来のものとは何が違うのか」「特筆すべきポイントは何か」といったセールスポイントをわかりやすく、また効果的に見せる演出が必要になります。