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雷雨! これは夕立かゲリラ豪雨か

気象庁レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻):関東地方午後4時30分 http://www.jma.go.jp/
気象庁レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻):関東地方午後4時30分 http://www.jma.go.jp/

こんにちは、印刷デザイン本舗です。印刷デザイン本舗オフィルのある埼玉県さいたま市、ものすごい雷と夕立です。徐々に遠ざかりつつありますが、まだごろごろ。雨もすごいです。近くの変電所に落ちたりしませんように! 今日の仕事がパーになっちゃいますから。

この夕立、夏の季語としても知られていますよね。歳時記などではゆだち、驟雨、白雨、喜雨などと綴られることもある日本の美しい言葉です。でもなぜか、最近では『夕立』の代わりに『ゲリラ豪雨』と言われることの方が多いように思います。今風のいい方ですが、風情がなく、ちょっと寂しい気がします。

近年はすっかり定着しつつある『ゲリラ豪雨』、実は気象庁の予報用語ではないって知ってましたか? 『ゲリラ豪雨』という呼び名が広まるようになったのは、2008年7月〜8月に局地的な大雨が全国各地で起き、民間の気象会社や報道各社が積極的に『ゲリラ豪雨』という言葉を使ってからでした。大気が不安定な状態で起こる突然の雨は発生場所の予測が難しいため、「ゲリラ」という言葉が定着したようです。何度もメディアで取り沙汰されたので、その年の流行語大賞にもノミネートされました。

では、ゲリラ豪雨と夕立は何が違うのでしょうか? ゲリラ豪雨と夕立は、基本的には同じようなシステムで発生します。両方とも、上空の大気が不安定で積乱雲がどこで発生してもおかしくない状況で起きるのです。ただし、夕立は数分から数十分で止んで、大きな災害は起こりません。一方、ゲリラ豪雨は激しい雨が1時間以上降り続き、大きな災害につながったりします。予想できないところで突然雲が沸き上がり、突発的に短時間に集中的に雨が降るのがいわゆるゲリラ豪雨の特徴です。

これから真夏に向かっていく季節の変わりめ時期や台風接近時に「真夏の暖かく湿った空気」と「初夏や初秋の少しヒンヤリした空気」がぶつかり合い、積乱雲が急発達しやすくなります。これから特に注意が必要ですので、皆様くれぐれもご注意くださいね。